防波堤・堤防・波止のサビキ釣りにおける潮の流れの対処法
海中には潮の流れがあり、防波堤・堤防・波止の釣り場で楽しむサビキ釣りの仕掛けおよび対象魚のアジ・サバ・イワシは常に潮の流れの影響を受けています。
今回は、覚えておくと防波堤・堤防・波止のサビキ釣りシーンで釣果アップにも繋げることができる 潮の流れの対処法 について詳しく解説します。
よろしければ釣行時の参考にしてください。
一般的な防波堤・堤防・波止の釣り場でサビキ釣りを楽しむ時に釣り座から海面を眺めると海中の潮は左方向または...
右方向に流れていることが多いです。
釣り座に向かって潮が流れる当て潮もあります。
私たち人間が生活している地上で吹く風に例えると風上や風下があるように海の潮も流れて来る方向を 潮上 と呼び流れて行く方向を 潮下 と呼びます。
例えば、潮が左方向に流れている時にサビキ釣りの仕掛けを海に投入すると...
上のイメージ図のように撒いたコマセ( 撒き餌 )が潮の流れの影響を受けて潮上から潮下の方向に向かって流れながら沈んでいきます。
⇒ サビキ仕掛けの疑似餌( 擬餌針 )の位置からズレる
上記の記事の中で...
海中に撒いたコマセ( 撒き餌 )の煙幕の中に仕掛けの疑似餌( 擬餌針 )を漂わせながら魚のアタリを待つ釣り方がサビキ釣りで釣果をアップさせるコツ
と書きましたが、ズレが大きくなるほどアジ・サバ・イワシに疑似餌( 擬餌針 )を見切られやすくなり食い付きが悪くなる原因になります。
⇒ 潮の流れが釣果に影響を与える
◆ 釣り座を上から見た時のイメージ
◆ 釣り座を横から見た時のイメージ
上のイメージ図のように釣り座の近くのポイントでサビキ釣りを楽しむ場合は、直接海中の様子を見ながら サビキ仕掛けの位置を修正する ことで潮の流れに対処できます。
防波堤・堤防・波止の釣り場の周辺を回遊しているアジ・サバ・イワシは、海中に撒かれたコマセ( 撒き餌 )を食べに集まっていることを踏まえて...
上のイメージ図のように潮の流れに合わせて釣り竿( ロッド )を潮下の方向にスライドさせてサビキ仕掛けの位置を段階的に修正します。
注意点として、隣の釣り座にサビキ釣りなどを楽しんでいる釣り師がいる場合は、トラブルを避けるため接近し過ぎないように間隔も配慮してください。
海中の潮の流れ方を見てコマセ( 撒き餌 )が流れて行く方向と沈んでいく方向を判断してサビキ仕掛けの疑似餌( 擬餌針 )を煙幕の中に入れて対処します。
左右の潮の流れではなく当て潮の場合は、釣り竿( ロッド )を立てるまたは釣り座で立つ位置を後退するなどして対処します。
潮の流れに乗り海中を自由に漂うコマセ( 撒き餌 )の煙幕の中に違和感なくサビキ仕掛けの疑似餌( 擬餌針 )を入れることを 同調 と呼びます。
アジ・サバ・イワシの群れがコマセ( 撒き餌 )を捕食している時に同調させている時間が長いほど比例して釣果もアップします。
防波堤・堤防・波止の釣り場で海面を眺めると太陽光の反射などで海中の様子が見えにくいことも多々あります。
そこで、当サイトの管理人は...
上の画像の 偏光サングラス( 偏光グラス )を使用しています。
普通のサングラスとは異なり、レンズの両面部分に特殊な偏光膜を搭載しているため海面の乱反射光を取り除き 海中の様子がはっきり見える ようになります。
海面のギラツキが解消されることにより...
潮の流れコマセ( 撒き餌 )の流れが見える
アジ・サバ・イワシの動きが見える
上記の効果が得られサビキ仕掛けの操作がしやすくなります。
偏光サングラスは、釣りに特化した シマノ 撥水メタルフィッシンググラス PC などが海中の様子を見る時のおすすめになります。
潮の流れに合わせて釣り竿( ロッド )とサビキ仕掛けを操作してコマセ( 撒き餌 )の煙幕の中に疑似餌( 擬餌針 )を入れて対処することで釣果アップに繋がります。
今回図解を使用して具体的に解説した防波堤・堤防・波止のサビキ釣りにおける潮の流れの対処法が皆様の参考になれば幸いです。
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